雪合戦に愛を込めて3

おはこんばんにちわ。

世界中の雪合戦人の落胆ぶりが手に取るようにわかる。

 

 私個人としても立ち直るのにいつもより時間がかかったように感じている。

最後の練習を終えて、北海道行きの準備をして、期待と緊張に胸を躍らせて自分たちのチームが活躍するイメージを見て。

新山の強豪チームに届けとずっと研いできた刀が中止の情報を受けた時に、はっきりと折れたのを感じた。

今思えば今年は歴史上類を見ない暖冬という不穏なシーズンで新山が近づくにつれて明確になる雪不足により雪シェルから木シェルへ、センターコートの不設置等の選手の意欲を削ぐ情報が入ってきても尚、運営側からの開催の意欲を感じていた。

その中でのコロナウイルス

運営や選手にどうすることもできない。

中国でのウイルス騒動が、フェリー内でのパンデミックも、対岸の火事と思ってみていた事が自分たちにも降りかかってしまった。

 新山の中止も、日本選手権の中止もどちらもあとは選手が来るだけという状態まで準備をしていた運営の皆様の思いや労力を考えると言葉が何も出ない。

転勤や卒業、結婚など人生の節目を迎え雪合戦に一区切りをと今シーズンへの意気込みがあった選手達の行き場の無い怒りや無力感を考えると手が震える。

本当に悲しいシーズンの終わりになってしまった。

 

今の現状として2週間は大きなイベントや不要な外出や集まりは自粛してほしいと国から各自自体に出ている。ウイルスの蔓延を防ぐために。

たかが雪合戦のために命を危険に晒すことはできないし感染拡大をさせる人にはなってはいけないとは思う。

たかが雪合戦だ。

 

それでも私たちにはされど雪合戦なんだ。

 

新山が中止になって北海道では集まれる人だけでも交流試合をしようと声をかけていた人たちがいた。それも結果的に中止になってしまったけれども新山への気持ちを切り替えてすぐに企画して声かけをしてとよっぽどコロナよりもタチの悪い雪合戦ウイルスにかかっている人たちが沢山いると思った。

このウイルスは北海道だけではなく日本中の雪合戦人にもう手遅れなほど広がり深刻な病となっている。

嬉々として夏の暑い時にシェルターをつくったり、芝のコートやビーチで雪合戦をしてみたり、年がら年中体育館で練習をして、暇な時間にはYouTubeで強豪チームの試合を見て、2時間かけて練習に来てみたり行ってみたりと枚挙にいとまが無い。

本当に尊敬する。

大袈裟な言葉でつらつらと綴ってきたけれども多くの雪合戦人の根底にあるのは、雪合戦で勝ちたいという気持ちと全力で楽しみたいという気持ちが頭の先からつま先まで流れているのだと思う。

今年は残念だけど新山も日本選手権もなかった。

でも来年、再来年とチャンスはある。

それまで沢山練習して爪を研いでタイトなジーンズに私という戦うボディをねじ込んでおきたい。そして、このウイルスを私もこのブログや自分の雪合戦を通してパンデミックさせていきたいと思う。

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最高の一瞬。(俺がアウトねw)