今野瑞記に愛をこめて
普段合わない雪合戦人に会いたいなと思い立ち
そうだ今野会おう
今野瑞記君、現在29歳で所属チームは宮城県のSSビアーズ。声を張り上げている小さめの6番が彼です。
瑞記君と最初に出会ったのは、2回目の釜石ビーチ雪合戦大会で雨のため無念の体育館開催になった時ですね。
私のビーチ雪合戦の参加するスタンスは雪合戦をつまみにビールを飲みまくることですので当然ベロベロになりながら楽しんでいたら気づけば横に居て手を叩きながら笑いあって飲んでいた事が仲良くなったキッカケです。
彼の雪合戦にかける思いとか熱量とか全く興味もなくただいいやつだからという理由で楽しいお付き合いを続けていました。
この雪合戦シーズンが終わり、雪合戦に対してのモチベーションが目減りしているなと感じていたタイミングでなぜか今野瑞記君の顔が浮かび「あの必要以上にでかい声で雪合戦の話すれば俺の心にも火着くだろう」という思いで会ってきました。
私の住む岩手県遠野市から待ち合わせ場所の加美町までは高速を使ってしまえば2時間程度でついてしまうため意外とお手軽に行ける距離です。
19時から瑞記君と瑞記君のお父さん(宮城県連の理事)と3人で1次会がスタートしてあっという間に11時で楽しい時間は本当にあっという間だなと激しく実感しました。
お父さんの田中安友さんは、宮城大会だけではなく北日本大会にも運営や審判をしに来ていて、岩手の雪合戦人の名前がでるわでるわ、うちのチームの事も知っていたからちょっと前の北日本にも来ていたのかもしれない。
約20年前の話はその当時の人からしか聞けないから本当に貴重な話だったなと思いながら自分のお父さんがこんなに雪合戦に熱い人なら瑞記君の暑苦しさは納得だなと内心思いながら話を聞いていました。
瑞記君自体もずっと雪合戦命というわけではなく小学生~中学校まで一生懸命選手としてプレイしてそのあとは大会運営の手伝いをしていたというある種特殊なルートで雪合戦人生を歩いている雪合戦人で高校、大学はプレイせずまた地元に戻ってきたタイミングでやりだしたというからおもしろい(ここらへんめっちゃ酔ってたから怪しいかも)
話題は、今年の雪合戦シーズンの話になり、新山のあの試合、あのチーム、あの選手、審判の話とお互いがお互いを燃やしつくさんばかりの熱量で話し続けました。
その日は瑞記君の実家に泊まらせていただくことになっていたので、部屋に戻りビデオを見ながらの2次会。
SSビアーズと室蘭工大月光の試合を見て宮古の雪合戦小僧上手くなってんなぁとか、ぼんやり見てたら俺新山以来に雪合戦のビデオ見てるなぁと気づきました。
写真とかなら見てられるけれどもまだ自分のチームの試合を見る気には全くなれていなかったのを思い出す。新山で当てられたストレートや山は今でも鮮明に感触や衝撃を覚えている。残念だけどまだ消化できていない。
自分の中で消化できていない部分やまだ心に雪合戦の火が残っていることを確認できただけでもこの旅はいいものになったと強く思っている。
実家にお邪魔するときに瑞記君の甥っ子がまだ起きており、この子も雪合戦をやっているようで聞けば雪合戦で速い球を投げるためだけに野球をやり右でも左でもそん色ないスピードの球を投げるらしい。この子の親(瑞記君のお兄さん)も雪合戦の運営に関わっており3世代で雪合戦に親しんでいると聞いて素直にすごいなぁしか出てこなかった。
顔も瑞記おじさんのように東南アジアの窃盗犯、好きな調味料はナンプラーみたいな顔ではなく、甘いフェイスで好きな食べ物はパンケーキ、好きな飲み物はスタバのフラペチーノのようなあまーーーーい!!!!顔つきで遠野の濃い口しょうゆ顔のおじさんは抱かれてもいいなと思いました。(何を言っているかわからないと思うけど俺もわかっていない。)
彼らのような下の世代が長く楽しめるような雪合戦界にしていくことが底辺の拡大につながるのかなとか思ったりしながらまた2時間かけて遠野に帰ってきました。
帰りに食べた牛タン丼で食あたりを起こさなければ完璧な一人旅行でした。
瑞記君、ありがとう!